つらつら

日々の記録

日常日記:秋の空気と読了本など

急に肌が乾燥しはじめた。すでに粉をふいてるような。一気に空気が秋の空気になったような気がする。

先週は『フィフティ・ピープル』を読了。読みやすくてすいすい読めるが、ズシンと来るようなシリアスな問題などもよみやすく絡められた掌編のつらなりが、さいご群像劇として一気に一つの場に収束する。定型といえば定型な物語形式だけど、とてもよかった。ひとりずつの人生のほんのいっとき、一断面を次々横断していくことがこんなに豊かな物語になるとは。読んでよかったな。同じ著者の作品もマケプレで発注したので、ぼちぼちと韓国文学も読んでいこうかと思ってる。

続いては電書で購入してたなかからアガサ・クリスティを読んでる。平行して高橋ヨシキさんの映画本とか。本のいいところはちょいちょいでも継続して読んでるといつかちゃんと終わりがくるところ。家での映画やドラマ視聴はデバイスの起動が必要でなかなか重い腰があがらない…(よって映画館にいくことは、自分を箱に缶詰にして映画に向き合えるという意味で自分には重要)

借りていた『ロボサピエンス前史』も読了。SFを視覚化できる人尊敬する。しかも絵がうまいんだ。シンプルな線とことばでこういうスケール感を表現できるとは…

映画はようやっと公開された『TENET』を観てきた。これはなんもしらずにとりあえず観るのがおすすめ。一回みて、帰路や家でいろいろ考えてるうちにちょっとずつわかってきて、雑誌やパンフ、ネットの知見を読んだりして、どんどん好きになるタイプの映画。二回目を観に行ったのは久々だ。一回目はエキスポシティのIMAX、二回目は近所の通常上映。初見はIMAXのフル画角で観ておいてよかった。二回目の額縁上映はなんともものたりない…ロバート・パティンソンはトワイライトのイメージだったけど、サフディ兄弟の『GOOD TIME』で自分の中のイメージが一新された。最近ではNetflixオリジナルの『キング』でのアホのフランス王太子役もすごくユニークでおいしい役で、完全にアイドルイメージを脱したなぁ、と思ってた。『TENET』のパティンソンは本当によかった、全然関心なかった『ザ・バットマン』に対しても興味わいてきたよ。

 

 

 

ロボ・サピエンス前史(下) (ワイドKC)

ロボ・サピエンス前史(下) (ワイドKC)