つらつら

日々の記録

日常日記:何度寝しても眠たくて

今朝はヤバかったな。分刻みで設定してる目覚ましアラート(活動量計の振動めざまし)の三回目までナチュラルに止めて寝てた。四回目は保険でつけてる強振動の目覚まし腕時計で、これでやっと起きた。一応、五回目まで最後の保険はかけてるけども。仕事の関係で早起きのため慢性的にやや寝不足。週末は用事もあってゆっくり睡眠をとれず、やっぱ睡眠負債はきついな。かといって睡眠貯蓄はできない、なんともままならぬのが人の健康よ。

先週は高橋ヨシキさんの本、積んでたのを読了し、kindle一巻が無料だった「邦キチ」を読了。やっぱ色々読むと知見が広がる。

映画は『鵞鳥湖の夜』と『マティアス&マキシム』を。どちらもよかった…!

『鵞鳥湖』のほうはディアオ・イーナン監督作で、前作の『薄氷の殺人』よりさらに映像表現をきわめてて、決め画の連発。照明、影、セット、ロケ、とにかく計算されつくした美しい映像にびびった。ウォン・カーウァイばりの色彩感覚と決まりまくった構図が全編にわたって繰り広げられる。ここまでやりきってるとあっぱれ、って思っちゃう。お話しも『薄氷』よりわかりやすく、しかもセリフが非常にすくないながらモンタージュで観せちゃうので本当にまいった。夜のダンスシーンとか湖のシーンとか本当にまあどうやって撮ったのか、と思うような流麗な撮影。次回作もたのしみだ。

『マティアス&マキシム』はグザヴィエ・ドランの最新作。ここ数年の彼の作ではとくに好き。ストレートに恋愛に的を絞った映画ははじめてかもな。それでもやっぱり父不在、母との複雑な関係と感情は描かれてて、彼の核になるテーマなんだな、と思う。こういう切実ななにかが身のうちから絞り出されてフィクションの物語表現に結実してるとやっぱこちらにも響く。恋にまつわる悲しさ、困惑、つらさ、そして喜び、俳優ドランの犬ちゃんみたいな目が表情が雄弁に語る。クローズアップもいいけど、引きの画もハッとさせられる構図があってとてもうつくしい。パンフも購入したよ。ソフトが出たらこれは買うな。

すずしくなってきたけど、秋の蚊がふわふわと飛んでてあちこち蚊に刺されてかゆい。蚊にとっても過ごしやすい季節にやっとなったってことだな。

 

暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌

暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌

  • 作者:高橋 ヨシキ
  • 発売日: 2013/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)