つらつら

日々の記録

2023年読書まとめ

2023年は小説61冊、漫画85冊、グラフィックノベル7冊、ノンフィクション2冊、エッセー2冊の合計157冊でした。もっと小説を読みたいけどな…電子でめちゃめちゃ積んでるので。今年は去年よりちょっとでも読む。

昨年は小田雅久仁さんの小説に衝撃を受けた。『残月記』『禍』とものすごく気持ち悪いものやはたまた美しいものの卓越した描写に感服してしまった。後追いながら佐藤究さんも読んで短編集もよかったがなんといっても『テスカトリポカ』にはやられた。これ読んでから、今後の人生、ナルコに惨殺されないようにまっとうに生きようって誓いました。こわすぎる。

漫画の『違国日記』を完結を機に一気読み。素晴らしすぎて最後の方はずっと涙目になってたと思う。こんなにも繊細な感情を描き出すことができる人がいて、これに共感したり感動する人も世の中にはたくさんいるんだ、ということでなんだか励まされた。

また、昔から好きな津村記久子さんの『水車小屋のネネ』の淡々とした描写ながらも、じっくり記される物語に地に足のついた深い信念のような祈りのような気持ちを感じて、この世界で生活しているとくさくさすることが多いけど、なんとかやっていけるな、と思えた。

2024年も良き読書ができますように。

 

禍

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