つらつら

日々の記録

日常日記:新型コロナ禍続く日常

年度末を過ぎ、年度はじめに突入。例年この時期は仕事量も仕事の質も職場の感じも一番の繁忙期で慌ただしく精神的にもキリキリするところなんだけど、今年は新型コロナの影響でキツさが増す。

世の閉塞感がすごくて、311の時のことが引き合いに出されるけど、あの時以上でしょ。地震はやはり「地方の」トピックだった。今回は「全国くまなく」のレベルを超え、「世界全体」を覆う暗い影になってる。ガラガラの通りやお店を見て、「自分が飲食業とかホテル業、旅行業とか直撃を即食らう業種だったら不安のあまり気が狂いそうになってるだろうな」と想像してしんどくなったりしてる。全く他人ごとではなくって、全ての事象は繋がってるのだから、サービス業に限らず全ての業種、人々に影響がないはずはなく、自分にも影響出てくるのは間違いないし、まして世界へのこの大打撃…不安で鬱々となっちゃいそうで怖い。病気も怖いがじりじりを精神を追い詰められそうで怖い。

テレワークとは無縁の仕事のため、遠距離通勤を公共交通機関でやってるのもしんどい。とはいえマスクもそう潤沢にはないから、自分に咳くしゃみの症状がないのでとりあえずマスクなし(一応保険のためのマスクは常に携帯してるけど)で通勤。ただし、つり革手すりには触らない、顔を手で触らない、などめちゃめちゃ意識して、職場に着いたらまず手洗いをしてる。マスクも効果あるのかないのか諸説あって、こんだけ科学技術進歩してもまだそこらへんもわからんのかーってなってる。報道も種々雑多、ノイズが多過ぎて…ますます追い詰められそうだからあまり見ないようにしてる。ニュースの大きいトピックだけネットで見る程度。

宇多丸氏のラジオの音源を聴いてたらパンデミック映画特集の中で「自分が主人公だとしたらどう行動するか、っていうことですよね」ということを言ってはってまあ、そうだな、と。まかり間違っても『ミスト』の宗教おばさんや『コンテイジョン』のジュード・ロウ、『新感染』で自分だけ生き残ろうと他人を盾にしたおじさんと同じような行動をしないことですね。映画から学ぶことは大きいなあ。

心の平安のよすがを求めて読書する。『第四若草物語』も読了し、現在は作者ルイザの評伝を。ルイザの家族がかなり壮絶で…まだまだ途中でルイザはまだ書き始めてないからね、これからどうなるか。家での読書はルイザ伝。通勤時にはケン・リュウの短編集。やはりめちゃめちゃうまくて本当に面白い。泣かせられたり切なかったり。筆力とストーリーテリング力のある人ってすごいな。世界をわずか数ページの短編で構築できちゃう人を尊敬する。後、お疲れのようだから軽く読めるものを…と貸してもらった漫画2冊。どちらも自分のスタンスが揺るぎなくある人(かといってそのスタンスに安住するのではなく、場をちょっと客観的に見る力のある方々)の作品で肩の力は抜けてるけど、読んでて自分もちょっとこういう風に世界を見られたらいいなあ、と思うような作品。面白かったしよんでよかった。またええ本貸してもらいたいな。

 

 

 

 

 

ベルリンうわの空

ベルリンうわの空

  • 作者:香山 哲
  • 発売日: 2020/01/17
  • メディア: コミック
 

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