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日々の記録

日常日記:マスクが必須になった日常、読了本「三体」「サブリナ」映画「キュアード」

緊急事態が解除になったということでぼちぼちお店も開き、映画館も再オープンすることとなり大手のTOHOシネマズも今週末から再開し始めた。それにしてもどこに入るにもマスクをすることを求められて、マスクをつけることが当たり前の日常が始まった。真夏はキツそうだけど、クラスタ発生、営業停止となってもダメだから粛々と従うのみ。

本は「三体」を読了。ワクワクするようなエンタメ要素がありつつ、宇宙や物理学周りのことになると極度の理解力が落ちて、ぼんやりふわふわと雰囲気理解になるのでした。昔から理数系が苦手でね。自分はなぜかゲームと縁のない人生を送ってきたので作中の「三体」のゲームをもしやったら、瞬殺される自信しかない…もしくはモブの脱水化する連中になって燃料にでもされそうだ。今作は終わりも秀逸とてもきれい。来月刊行される第二部も楽しみ。読むのはちょっと先になると思うけど。

土曜には貸してもらった「サブリナ」を読了。読みたかったけど手が出ずにいたので貸してもらってうれしい、読んでよかった!しかしかなりくらってしまった。はー、これは腹に重いパンチもらった状態。読了前と読了後で何か社会の事象が違うように見えてくるというか少しの変容が起こったような…また読み返そうと思うけど、気軽に手が伸びない。読了後探して読んだブログでは以下のものが印象的だった

note.com

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再開された映画館にも足を運ぶ。IMAXでの4Kリマスター『AKIRA』。35mmフィルム、BD爆音上映につづき三回目だけど、今回が圧倒的。映像は言うまでもないけど、とにかく音!芸能山城組の音が最高最高。そして当然のごとくめちゃめちゃ面白かった。最近、昔は苦手だったSF小説をちょこちょこ読んでるのも功を奏してか、自分の中への入ってきかたが前と違うような気がする。

あと『キュアード』も観に行ったのだけどこれもとてもよかった!ゾンビウイルスが蔓延したものの、それらを封じ込め、患者の75%が治癒し、社会復帰をするのだが…という話。現実世界的には昔のハンセン氏病、もしくはエイズのような病のイメージの方が近いかもしれない。あと、故意ではなく殺人者となってしまった者についての話でもある。しかし、新型コロナに関わる差別やネットリンチのようなことも起こっている今の状況において観るとまた意味づけが違った位相でなされるような感じ。感染者、治癒したもの、元感染者を受け入れる家族などの近しいもの、病をいやす者、元感染者に不安を抱くもの、治安や体制を維持しようとする者、攻撃されるがゆえ反撃に打って出ようとする者…自分がどの立場になるか、わからない。誰かを悪者に断定できれば簡単だけど、完全な悪者はいない。それゆえ難しい。感情的になって、元感染者たちを排除しようとしてしまう人たちも安易に責められない。自分がどう振舞うべきか、どの立場になっても自分なりの正しさを保てるのか。そう言うことを考えさせられる。オススメ。

日常は徐々に戻りつつあるが、出かけるにしてもできるだけ近場で抑え、マスクもして消毒もこまめにしてという日々が続く。映画に行く時間を確保するため、詰めて詰めて家のことをあれこれやって、結局平日並みにバタバタ余裕がないけど、それくらいの方がうれしいね。

 

三体

三体

 

 

 

サブリナ

サブリナ