つらつら

日々の記録

日常日記:緊急事態宣言が解除になった日常のはじまり

新型コロナウイルスの感染者数が減ったということで在住地域の緊急事態が解除になりました。でも、新しい生活様式?というのが奨励されてるらしい。ともかく、自分も他人も不安を抱かないように暮らすにはマスクが必要だ。市中のマスク価格も怪しげな50枚入りボックスも一時の三千円台から二千円を切るとこまできた。ドラッグストアにも普通に並ぶようになってきたし、モノが流通し出したのは不安を減ずる大きな要素で、あとはアルコール消毒関係が揃って欲しいな。怪しげな水とか売られてる現状が怖すぎるんで。

デパートも平日のみ、とか大型ショッピングモールは対策をした上で週末も開店。自分的には映画館の再オープンがとてもうれしい。ただ、デパートにせよ映画館にせよ、消毒などの対策をやってるよ、と示していかないといけなのがしんどいだろうな。一席空きだと結局チケット収入も減るわけで、消毒対策は手間も時間も費用もかかる。どこまでこの状況が続くかわからないのがやはり茫漠とした不安を呼び起こす。共にみんなで生き残らないと、そのためにはマスクして外出するしかないよな、と新型コロナ前のマスク嫌いの自分には信じられないようなマスク生活も当たり前になってくる。そのうちナノマシンが体内に埋め込まれて完璧な健康管理社会が来るのかな、と伊藤計劃の『ハーモニー』的世界をぼんやり空想したりする。

あなたの人生の物語』(テッド・チャン)を読了。表題作の他にはゴーレムを扱った「七十二文字」天使の降臨が奇跡と災厄をもたらす、というアイディアの「地獄とは神の不在なり」が面白かった。続いて『三体』を読み始める。評判通り面白い。まだ序盤の序盤だけど、冒頭の文革の粛清のシーンに虚を突かれた。ここからどうSF展開になるのか…と。関係ないけど文革と言えばジャン・ジャック・アノーが撮った『神なるオオカミ』という映画が、文革下放政策で青年が内モンゴルに知識を広げる運動の一環でやってくるのだけど、オオカミに魅せられていき…という映画があったな、ということを思い出した。本当に全然関係ないけど。

昨日サニーデイ・サービスのCDが届いた。そうだアマゾンで予約してたんだ、と思い出す。Spotifyなどの配信サービスでは随分前にリリースされてたのでそちらで聴いてたんだ。7月のライブも5ヶ月ほど延期になったし、彼らの活動もライブができない状態。こんないい音楽に課金させてくれよ、ということで物理リリースのブツをゲットです。もともとサニーデイは「若者たち」以降ほとんどCDで持ってるし、やっぱアルバム、という形で聴き通すには、カタチのあるモノで置いておきたいという昔人間だな、と諦めまじりにリッピングしてCDをそっと棚に差し込んだのでした。よしもとよしともがジャケ絵を描いてるんだとクレジットを見て知った(こんな絵柄だっけ)。

今週は仕事用メガネも新調したのをとりに行ってきた。これからも数年おきにメガネを微調整していくことになるんだろうな。つくづく、不変なものなどなくて、つねにメンテナンスが必要なんだと感じるのでした。生きていくのは手間がかかるね。

 

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

三体

三体

  • 作者:劉 慈欣
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

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