つらつら

日々の記録

日常日記:緊急事態解禁ムードが漂いだした日々

47都道府県のうち30いくつかで緊急事態は解除になったとのことで、現在在住在勤してるところはまだ解けていないけど、解禁近し、の雰囲気。とはいえ新型コロナウイルスが根絶できるわけでもなく、ワクチンができたわけでもないので気をつけながら生活していくしかないんだろうな。アフター・コロナ、なんてことなくて、新型コロナの時代の我らの生活、ということになるんだろうか(ウィズ・コロナって言い方を耳にしたけど、そういう呼称はなんかゾワゾワするので使わない)。そういえば未読だけどガルシア=マルケスの小説に「コレラの時代の愛」ってあったな。これを機に読んでみるか。現代の自分の生活には関係ないような小説かもしれないけど。

先週はディックの『ユービック』を読了。めちゃめちゃ読みやすくて面白かった。謎があるからそれをたどるようにスイスイあっという間に読める。1969年発表の作品なんで舞台が92年くらいなんだけどそれが近未来として描かれてて面白い。超能力バトルものなんかな、と思うと思いきや、思いがけない舞台背景が明らかになってくる、という仕掛け。映話機ってのが出てくるけど、ビデオ通話なんだよね。現在のスカイプやズームみたいなイメージとは若干異なる不思議なレトロフューチャー感も楽しい。そしてこの小説は『バーナード嬢曰く』で裏表紙のネタバレがひどい!とネタにされてた作品で、自分は電子書籍で読んだので、読了後検索してみたら確かに相当ひどい。最終数ページで明かされるネタが裏表紙に書いてあるっていう…。オチもキレイに決まっててとても良い。

続いて積み本が多すぎて迷いながらもテッド・チャンの『あなたの人生の物語』に着手。短編集ですが現在半分くらいまできてます。映画『メッセージ』の原作である「あなたの人生の物語」はすでに読んで、これは確かに面白いけど、よく映画化したな!とめちゃめちゃ感心してしまった。先に映画を観てたので、スイスイ入ってきたけど、これ文字で読むのが最初だとなかなか難しかったかも。そういう意味でもあの映画はすごいです、めちゃめちゃよくできてる。思い返すに音がすごくいい映画だったな、と。ドルビーシネマなんかで再上映してくれた最高かも(再上映はないでしょうけども)。

映画館は全て休館だし、今週末もできるだけ引き篭もろうと「ゲーム・オブ・スローンズ」のS6の6話、7話を観ました。めちゃめちゃ久々のキャラが再登場したりしてこれから終わりにむけて動きだしてる感じがあります。超豪華ゲストもあったり。以前には少なかった説明台詞も結構登場するようになった。物語を物凄い勢いで進め始めたな。RRマーティンさんの原作もS5までだったから、ここはプロデューサー陣が頑張って原作者と交渉してこの素早いドラマ展開を成し遂げてるんだろうね。

チマチマ観てる「ブルックリン99」もS3に突入。尺も短いし気軽に楽しめる。S1最初はイマイチピンとこないとこもあったけど、キャラに愛着が出てきて今は安心して楽しめるドラマ、という感じ。これからまだまだ先が長いしゆっくり楽しませていただこう。

 

コレラの時代の愛

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ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

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あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

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