つらつら

日々の記録

日常日記:マスクが苦しい日々日記

さすがに苦しい。春先まではそうまでなかった。息苦しいやら肌荒れするわ、とにかくマスクがしんどい。しかしなあ、感染者が順調に増えてる現状ではどうしようもないか。ここまで順調に増えるとは…リモートワーク(自分は全然関係ないとはいえ)とか、新しい生活様式とか行動とか社会のあり方、ってもうない感じになってるのかな。そういやあんなに流行った「STAY HOME」とか#おうち時間、って全然聞かなくなったな。とにかく標語やタームが苦手な人間なので…ウィズコロナももうちょっと言いようがないか、と思ってる。安易にキャッチフレーズにとびついて、連呼する人はちょっと嫌だ。そういや今大批判あびてる施策も「GO TOキャンペーン」ってキャッチフレーズだっけ…

『未来のアラブ人』借りてた1−2巻を読了。自分にとってアラブ人世界は未知、しかし女は男の食べ残しを食べ、未婚で妊娠した女性の父と兄が女性を殺してしまっても刑罰超かるいとか、もう気持ちがくるしくなるような世界。はあ、つらい。でもイスラム人口は世界でも多数なわけだし…異なる宗教の世界にどう相対するべきなのか…とりあえず知ること、安易な価値判断をおこなわず、違いの立場を尊重し合うとこから、かなあ。

『ゲームの王国』下巻も読了。めっぽうおもしろかった。著者が大学院生のときの作品とのことで、たしかに若書きの勢いで走ってる部分もあるけど、そこも魅力。奇想と歴史と想像と愛とが混在したおもしろい作品でした。エピソードがバラバラに語られていく構成なのでまた読み直してみたい。

楳図かずおの『洗礼』も読了。名高い作品でなるほど、一気に読ませる。なにより絵がすごいわ。すごい密度で駆け抜けるよ。おもしろかった。しかし、1巻の解説をなにげなくよんでたららオチらしきものに触れてて「気のせい気のせい、オチなんかじゃないはず」と読み進めたらやっぱり1巻の解説のとおりのオチでした。すべての読者が再読者じゃないんだからちょっと配慮があれば…

映画は『パブリック 図書館の奇跡』『地獄の黙示録 ファイナルカット』を観てきた。たまたまだけど息子→父の順で映画に触れる。まずエミリオ・エステベスの『パブリック』現代のBLMやら格差社会などの問題に正面から触れた作品だけど、アメリカ公開は1年以上前。ちょっと早すぎたかもね、ということで日本ではちょうどいいタイミングで観られたのかも。誠実な作りで手堅くよかった。俳優エミリオ・エステベスをもっとみたいけど、どうも俳優業はあまり積極的にやってないようで残念。

地獄の黙示録』はドルビーシネマで。やっぱドルビーシネマで観る朝のナパーム弾(の匂い)は格別ですな、キルゴア中佐。「I love the smell of napalm in the morning」を「格別」っていうのは良い訳だな(なっちの翻訳です)。エミリオ・エステベスの父マーティン・シーンもめちゃいいですよ。

 

未来のアラブ人――中東の子ども時代(1978―1984)

未来のアラブ人――中東の子ども時代(1978―1984)

 

 

 

未来のアラブ人2:中東の子ども時代(1984―1985)

未来のアラブ人2:中東の子ども時代(1984―1985)

 

 

 

ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA)

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  • 作者:小川 哲
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: 文庫