梅雨で頭も体も重い。毎回書き出しが体調の低空飛行報告になってるな。
仕事がまあまあ忙しいけど残業はできるだけしたくない(家が遠いし)ので、仕事時間中かなりがんばってる、そしたらまたしんどくなる。まったく仕事は健康に悪すぎる。
通勤途中読書の『ゲームの王国』も下巻に突入。もう2日くらいで読み終わりそう。いよいよ『ゲームの王国』本領発揮して実際のゲーム開発が登場。おもしろいよ。そしてSFだよ。
通勤途中読書は紙本も持って行ってて『未来のアラブ人』もパラパラと読んでいる。小さい一コマの中にも色々綿密に書き込みがあるので結構時間かかる。まったく知らない世界の文化、おもしろい。
映画は『WAVES』『透明人間』『マルモイ』を観た。『WAVES』主演のひとりケルヴィン・ハリソン・ジュニアは『ルース・エドガー』でもハイスクールのスター的位置にいる黒人役。…と考えると『ルース・エドガー』を思い出しつつなにか語りくらべたくなるな。映画の画角が変わりすぎてちょっとノイズに感じた。あ、かわった、かわった、と気になっちゃって。人間ドラマ部分にがっつりクローズアップしてもらったら、と思ったけどそれでは息苦しすぎるかもな。抑圧的な父。人の話を聞けない人はダメだ…大声で恫喝したり、人の話を遮ったり。自分、自分、自分、他人をすべて自分の尺度ではかろうとしコントロールできると思う人間。つらい。家族にそういう人がいるといっそうつらいな。
『透明人間』直球勝負でなかなかおもしろかった。外連味たっぷり、エリザベス・モスの大熱演もすばらしい。こちらもコントロールフリーク、ストーカーしてしまう病のおそろしさがポイントの映画。
『マルモイ』はストレートに良い映画。エンタメもたっぷり、ユ・ヘジンのための役だったな。辞書編纂に命を賭す人々、どうしてそこまで、と思うかもしれないけど、言葉は人の思考をいいあらわすツールでもあり、人の思考を構成する智の結晶でもある。それを奪われることは許されない。…なのにそれを奪おうとするのが思想統制…本当に『三体』『ゲームの王国』と今読んでるものとつながってくる…創作物をあれこれ受容するとこういう関係性が自分のなかでできてきておもしろいよ。