つらつら

日々の記録

日常日記:疲労と弱りの日々

年度末進行の仕事にくたくた。あと、1年かけて手取り足取り仕事を教えてきた人が、人間的にはまあいい人(ちょい問題のある箇所はあるけど)だけど、致命的に今の仕事に向いてない、と痛感させられることがあって、精神的にまいった。仕事において同じミスを毎月1年間やり続けてその度指摘して、その箇所だけ修正して…って結局、向いてないってことでは、と。しかも指摘したら嫌そうな表情をされて、自分の中のなんかの糸がぷつんと切れた。つら。

長年仕事してると流石にこういう経験が何度も何度もあるので、仕事で深く誰かを信頼したり仲良くなったり、ってもはやできなくなった。若い頃の同期とか、先輩くらいしか本音を言えないなあ。人を信頼できないって悲しいけどしようがない。まあ、仕事だと割り切るしか。

アジアン映画祭が開幕したのでオープニング作品『夕霧花園』を観に行った。あとは『ジュディ』『スケアリーストーリーズ』『初恋』も。『夕霧花園』は日本公開も(冬だけど)決まったようなので何より。阿部ちゃんの英語はなかなかの感じだけど、スッと立ってこちらを見る眼差しを見てああ、これで彼がキャスティングされたんだな、と感じた。『ジュディ』は予想以上にレネーの歌が上手でよかったです。音楽映画だったな、と思ったら、どうも舞台の映画かのようで、なるほど、と。『スケアリーストーリーズ』は最初のモノローグでオチが予見され、まさにそのとおりのオチになったので拍子抜け。最初のカカシはよかったけど、あとの展開も怖くはなく…物語によって癒される、というのは『スケアリー〜』のプロデューサーであるデル・トロが監督した『パンズ・ラビリンス』という傑作や昨年のロジェの『ゴーストランドの惨劇』が圧倒的によかったんで、ちょっと物足りない。まあ、自分が『スケアリー〜』のターゲット層ではないということだろうな、と思う。映画の主役たちと同じティーンが観ると良さそうだ。『初恋』は面白い箇所がちゃんと面白く、笑えるところはちゃんと笑えるだけでも十分自分には満足。刺さるような新しさはないけど、演者、特に主役の窪田君はめちゃめちゃよかったです。アクションシーンはもうちょっと全体を見せて欲しかったな。ラストショットよかったです。ただ、一箇所どうしても受け入れられない演出が、アニメパート。あれはなぜあんな風にしたの…予算のせい…?